FMラジオに出た時のこと

地元の飯能市の隣、入間市にFMチャッピーという

コミュニティFMの放送局があるのですが、

5、6年前、法律問題のQ&A形式の番組に何回か

出たことがあります。

パソコンのデータを整理していたら、その時の

原稿が少し出てきました。

聴視者からの質問ということで、

アナウンサーから質問を受け、

それに対して答えるという形式でしたが、

実際はこちらで全部質問と答えを用意する

というものでした。

そうそう都合よく、質問が来るわけではないようです。

せっかくですので、何回分か載せてみます。

訴え提起前の和解について

Q アパートを貸しているのですが、

借主が賃料を3ヶ月も支払ってくれないので、

賃料の不払いを原因に建物の賃貸借契約を解除しました。

借主は1ヶ月以内に出て行くと言っており

念書も書いてもらいましたが、

万一明け渡してくれなかった場合に備えて、

強制執行できるようにしておきたいのですが、

どんな手段がありますか。

A 念書をもらっていても強制執行をするためには

債務名義(判決や調停証書等)が必要となります。

金銭債権であれば

「支払わないときは直ちに強制執行を受けてもかまわない」

という執行受諾文言の記載のある公正証書を作成すれば、

これを債務名義として強制執行をすることができます。

Q では、この念書の内容を公正証書にすればよいのですね。

A  残念ながら、公正証書による強制執行は金銭債権等の

代替物の給付を目的とする請求に限られるので、

建物の明け渡しの場合はこの手続きを取ることはできません。

そこで、訴え提起前の和解の手続きを取ることをお勧めします。

Q 訴え提起前の和解ですか。

初めて聞きますがどんな制度なんですか。

A 訴え提起前の和解とは即決和解とも呼ばれ、

簡易裁判所に当事者双方が和解を申立てる

裁判上の和解を言います。

この和解が成立すると、和解調書が作成され、

明け渡しがなかった場合はこれを債務名義として

強制執行をすることが出来ます。

Q なるほど。具体的にはどのような手続きになるのでしょうか。

A 具体的な手続きの方法は、

相手方の普通裁判籍の簡易裁判所に、

請求の趣旨(建物を明け渡せ)、

請求の原因(賃料不払いを原因に賃貸借契約を解除した)、

争いの実情(具体的な事情)を示して

和解の申立てをすることになります。

申立てをすると、和解の期日が指定されますので、

その期日に当事者双方が裁判所に出頭し、

和解をすることになります。

Q この制度を利用する際の注意点はありますか。

A これらの手続きはすべて口頭でも出来ることになっていますが、

実務上は、申立ては書面でし、

和解の内容も申立てと同時に提出しておくのが一般的です。

従って、申立て前に相手方と具体的和解の内容

(いつまでに明け渡すとか、不払いの賃料の支払をどうするとか)

をよく話し合っておく必要があります。

裁判所外で合意していても、

期日に相手方が争ったりして和解が調わない場合もありますので

この話し合いは重要です。

この場合、当事者双方の申し出があれば、

通常の訴訟に移行することもあります。

また、もし期日に当事者の一方でも出頭しない場合は、

和解が調わないものとみなされますので、注意してください。

今見てみるとなんだか、随分難しい言葉を使ってますね。

これはすぐに番組がなくなるわけだ^^;

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