未成年の子と相続放棄

今日は未成年と相続放棄のお話を。

ご存知のとおり、亡くなった方に財産がなく、

借金だけあった場合には相続放棄の手続きを

取らないと、借金だけ残ってしまうことになります。

基本的に、相続があったことを知ってから3ヶ月以内に

家庭裁判所に相続放棄を申し出ればよいのですが、

未成年の場合は、若干問題があります。

法律論的には未成年でも相続放棄を単独でできる

と解釈できるのですが(民法919条3項などは未成年が

単独で出来ることを前提としているように読めます。)

実務上は親権者などの法定代理人が行うことになっています。

ただし、法定代理人と相続する未成年の間に利益相反

(未成年が相続放棄をすることによって法定代理人が

利益を得る場合)があるときは、特別代理人を

選ばなくてはなりません。

例えば、未成年の子だけ相続放棄することによって、

配偶者に全ての財産がいく場合、

一部の未成年だけ相続放棄させて、

残りの未成年だけの利益になる場合など

特別代理人の選任が必要です。

これに対して、相続人でない親権者が

未成年全員の相続放棄をする場合や、

親権者自身も相続放棄をする場合は、

未成年の子全員を代理して相続放棄をする

ことができます。

先ほども書きましたが、法律論的には

未成年の子が単独で相続放棄をすることも

できるはずです。

しかし未成年の子の法律行為は取り消すことができるので

撤回を認めない相続放棄の趣旨に反しているともいえます。

もし、家庭裁判所に未成年本人が相続放棄を

申し出たら、受け付けてもらえるでしょうか?

たぶん、ものすごく嫌がられるだろうな~^^;

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