生命保険の財産価値

自己破産や個人再生の場合、

保険の評価が問題になることがあります。

掛け捨てのがん保険や損害保険は

解約しても返戻金が0円ですので、

財産とはみなされませんが、

生命保険など解約返戻金があるものは

財産と評価されます。

昨日の相談では、解約返戻金が200万円以上あり、

自己破産なら管財事件、個人再生なら弁済額が大きくなる

可能性があります。

ところで、生命保険では多くの場合、

契約者貸付金制度があります。

この貸付を利用している場合、

資産として解約返戻金、債務として契約者貸付金とすべきか、

解約返戻金から契約者貸付金を控除して考えるべきかの

問題が起こります。

理論的には契約者貸付金を金銭消費貸借とみるか、

解約返戻金の前払いとみるかの考え方がありますが、

実務的には控除した金額を財産として評価しています。

通常、保険契約書には

「自己破産や個人再生の手続が開始された場合、

契約者貸付金と 会社が払うべき金額と相殺する」

旨の約款があるのでこの扱いは妥当といえるでしょう。

今回の相談でも、貸付金がぎりぎりまで利用されており

生命保険の財産価値は非常に低いことになりそうです。

お、財産評価の問題は沢山あるので、当分ブログネタになるな^^;

コメント

  • とても魅力的な記事でした。
    また遊びにきます。
    ありがとうございます。

    2010年10月5日 3:29 PM| 生命保険の選び方

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