遺言と遺産分割協議

遺言の内容と異なる遺産分割はできるかという

質問がありました。

もちろん相続人でない人が遺言で財産を

貰った場合などは、遺言が優先するのは当然ですが、

相続人間の問題の場合、実務上は、

相続人全員の合意があれば出来るとされています。

さて、その根拠となると・・・

判例を探してみるとありました。

以下のとおりです。

1.さいたま地方裁判所平成14年2月7日判決

2.東京地方裁判所平成13年6月28日判決

どちらも、原則は遺言が優先だが、

遺言で遺産を取得した相続人間で、

贈与ないし交換を含む複合契約としての

遺産分割協議は有効だと言っているようです。

最高裁レベルでは、遺言が優先という判例しか

見つけることは出来ませんでしたが、

特に1の判例は最高裁の判例を前提にしての

判断ですので、これが根拠になると思われます。

実際は、相続人全員の合意があれば、

問題にする人もいないわけですし、

遺言自体がないといわれれば、

それを信用するしかないのですが・・・^^;

遺言の内容を実現したい場合は、

やはり公正証書遺言にしておき、

信用の置ける遺言執行者を

選んでおかないといけないということでしょう。

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