幻の建物が・・・・

今日の午前中は飯能社協の「よろず相談」。

3件の相談がありましたが、その中で悩ましいものが。

相続登記をしようとしていたら、

土地の上に全く知らない建物の登記があることが判明。

親戚の人に聞いてみると、昔建っていた建物らしい。

所有者は全然知らない人で〇〇無尽の担保までついています。

〇〇無尽とは銀行の前身のようなもので、

現在ではどこかの銀行に合併ているはずです。

登記の記録をみると昭和20年代の話のようです。

ところで、建物自体が解体された時は、滅失登記というものをします。

これは土地家屋調査士さんがする登記ですが、

我々にも関係あるので説明します。

まず、抵当権を抹消せずに滅失登記ができるか。

これは建物自体がなくなっているわけですが、

抵当権も当然消滅しており、

抵当権者の承諾がなくても滅失登記はできるとされています。

しかし、実務上は法務局から抵当権者に、

確認の連絡がいくこともあるようです。

今回の場合は、古い担保の話ですので問題ないと思います。

次に滅失登記の申請人は誰か。

これはもちろん所有者ですね。

所有者がもし亡くなっていればその相続人から申請します。

ということは、登記簿上の所有者を探し出して、

亡くなっていればその相続人を探し出して、

その方から申請してもらうことになります。

場合によっては、相続人全員の協力が必要なことも考えれます。

これはかなり大変な作業になるわけですね。

法律上は建物がなくなったら必ず滅失の登記をしなければならない

ことになっていますので、滅失登記はすべきです。

しかし、現実問題としてこの建物のことを

問題にする人がいるでしょうか?

建物が存在する土地を売買する場合には、

このような登記は必ず消さなければ、

売主としての責任を果したとはいえません。

また、融資を受ける場合に担保を設定するときに、

おそらく金融機関が問題にするでしょう。

その予定が全くない場合に、お金をかけてこの登記を消すべきか・・・

悩ましい問題です。

結局、ご本人の判断にまかせるしかないでしょう・・・^^;

 

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